→「地球憲章」を読む
目次
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- 現在、私たちはとても重要な時代に生きています。地球の保護か、あるいは、その永遠の破壊のいずれかを選択しなければならない時代なのです。私たちは、様々な文化や生き物と運命を同じくする大きな家族の一員であり、それゆえ私たちは、自然を尊守し、人権を尊重し、平和と公正さの上に共存するために団結する必要があります。私たちは、現在と次世代の人々に対して責任を担っています。
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- 地球は、大宇宙の一部を形成し、多種多様な動植物、人間、その他多くの生命が共存しています。私たち人類は、動植物、水、土壌、空気に依存して生きており、それらを保護する重要な義務を負っています。
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- 残念なことに、現在の私たちの生産・消費の仕方は、環境破壊、水、土壌、空気などの天然資源の消費や多くの種類の動植物の絶滅などを促しています。世界の人口は、歴史は始まって以来のスピードで増加している反面、無知、病気、不公正などによって、戦争、飢饉、不幸な出来事を生じさせ、生命は、不断に破壊され続けています。しかし、もし私たちが欲するのであれば、それらの難題を乗り越えることは可能です。
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- 地球を保護し相互援助に努めるか、あるいは破壊し生命を絶滅させるかの選択は、私たち次第です。今日、知識や技術を利用して環境への負荷を減らすことが可能になりました。従って、早急に、より人道的かつ公正で、全ての生命が尊重される世界が建設される必要があります。
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- 世界を変革するためには、世界全体に対して責任をもつ必要があります。私たちは、それぞれの国の国民であると同時に、地域社会と地球の一市民です。すべての人は、現在と将来の地球市民と地球生物を保護し、尊重し、その存在を慈しむと同時に、なぜ生きているのか、より良く生きるためには何をすべきかを知る必要があります。更に、全ての人々が希望と人生の価値を分かち合うために、この原則をより多くの人に広めるよう努めましょう。
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- a.全ての生命は、相互に依存している。
- b.いかなる生も価値を有する。
- c.人類は、思考し、美を見い出し、善を施し、物質以外の物に価値を見い出すことが可能です。
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- a.自然が我々に与える資源を利用することは可能だが、その荒廃の予防にも努めるべきである。
- b.人権は、常に保障されベきである。
- b.公共の利益を増進しよう。
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- a.それぞれの地域社会は、人権を尊守する義務がある。
- b.すべての人は、成長、向上するための機会を得るべきである。
- a.すべての人は、尊厳を保って生きるために必要なものを有する権利がある。
- b.すべての人は、生命と自然が必要としている均衡を維持させる責任がある。
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- a.我々は、行動の自由をもっているが、それによって次世代のニーズを奪い取ることはできない。
- b.人類と生命共同体を繁栄させるために必要なすべての方法を次世代に伝えよう。
- c.地球上のすべては結びついている。
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- a.自然に損害を与えない方法で発展すべきである。
- b.土壌と海洋を保全すべきである。
- c.絶滅の危機に瀕した動植物や生命形態を保護すべきである。
- d.遺伝子組替え商品を規制すべきである。
- e.石油や鉱産物など再生不可能な資源を保存すべきである。
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- a.環境への害を避けるためには、科学的知識が不十分な場合は慎重な行動を取るべきである。
- b.人類の新しい活動が、自然に対して悪影響を及ぼさないよう保障するためにも必要な研究をすべきである。
- c.現在地球に対して行われていることが、将来に悪影響を及ぼさないよう防止すべきである。
- d.地球上のいかなる場所をも汚してはいけない。
- e.放射線や有害物質は、蓄積してはいけない。
- e.環境に害を及ぼす軍事行動は回避すべきである。
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- a.生産、消費するすべての資源を削減、再利用、あるいは自然に還元すべきである。
- b.私たちが残す廃棄物が自然に害を与えないようにすべきである。
- c.エネルギー使用の節約に努め、太陽光や風のように再生可能なエネルギー使用を選択すべきである。
- d.すべての人が、医療手当てを享受できると同時に、責任をもって行動すべきである。
- e.限られた空間で共存する術を知るべきである。
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- a.世界中の科学者は、地球保全の目的のもと協力すべきである。
- b.発明、技術開発は、地球保全を助長するものであるべきである。
- c.地球上の文化と信条、宗教は、環境保護に貢献すべきである。
- d.すべての人々は、人間の健康と環境保護に必要な情報を認識すべきである。
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- a.すべての人は、飲料水、清浄な空気、十分な食料、汚染されていない土壌、人間らしい住居、安全な衛生を有する権利がある。
- b.すべての人は、尊厳を保って人生を送るために必要な教育と手段を享受すべきである。
- c.自力で生活できない人々は、適切な看護を享受すべきである。
- c.除外されている人々や保護が必要な人々は、援助が最も必要な人々である。
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- a.国の内外を問わず、富の配分は公正であるべきだ。最も貧困な国々は対外債務から解放され、 自己開発に必要な資源を有するべきである。
- b.世界の商業と貿易は、自然体系と労働者のニーズを尊重すべきである。
- c.多国籍企業や国際金融機関は、公共の利益のために透明性をもって行動すべきである。
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- a.女性の権利を尊重し、女性に対する暴力を根絶させよう。
- b.女性は、社会生活すべての面でもっと積極的に参加すべきである。
- c.家族の絆を強め、家族全員の安全を確保すべきである。
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- a.人種、肌の色、性別、性的嗜好(同性愛者)、宗教、言語、国籍、社会的地位など如何なる理由に関わらず、一切の差別が存在するべからず。
- b.民族を問わず、各々の信条、土地、資源、適切な生活様式を有する権利がある。
- c.若者は、持続可能な新しい生活様式を創造するために必要な援助を享受すべきである。
- d.世界中に存在する重要な文化遺産、宗教遺産を保護すべきである。
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- a.決定される基準は公正であり、難題の場合には調停者が紛争を解決であろう。
- b.すべての人は、環境や開発に関わる情報を入手する権利がある。
- c.すべての人は、市町村、地方、国あるいは国際的レベルで意志決定に参加する権利を有すべきである。
- d.言論、表現の自由、平和的集会や結社の自由、異義を唱える自由の権利を保障すべきである。
- e.環境に害や危害が加えられた場合には、公正な司法機関が活用されるべきである。
- f.汚職は、社会の全レベルにおいて根絶されるべきである。
- f.市町村、部落等の地域レベルで、自らの責任で環境を守るべきである。
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- a.すべての人々、とくに子供や若者に教育の機会を与え、彼等が持続可能な開発に貢献できるようにしよう。
- b.芸術、科学、人文学などすべての学問は、持続可能な開発に向けた教育に貢献すべきだ。
- c.テレビ、ラジオなどマスメディアは、人類と環境のニーズに関する情報を、私たちに提供する義務がある。
- d.持続可能な生活にとって道徳教育や精神教育は、私たちの生活様式に重要な影響を与える。
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- a.動物を虐待したり傷つけてはいけない。
- b.生き物に極度な苦痛を与える狩猟法や漁獲法を禁止しよう。
- c.動植物の無差別捕獲や破壊を避けよう。
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- a.すべての人間同志、国内間、国際間の相互理解と援助を深めよう。
- b.紛争を防ぎ相互援助を図るベきである。
- c.軍隊は、平和を守り、保全事業に参加すべきである。
- d.核兵器、生物兵器、化学兵器など大量破壊兵器を破棄すべきである。
- e.宇宙空間は、環境保護と平和のために利用されるべきである。
- f.平和は、自己、他人、他の文化や生活様式、地球、そしてその全てを構成する全体とを結び付ける。
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- 私たち人類は相互に依存して生きており、この世界を保存し、向上させる義務があります。そのためには、地球憲章の原則に基づいて選択すべき道を模索する必要があります。国の内外を問わず、すべての人々にとって公正で持続可能な開発が行われるために想像力を尽くして新しい生活様式を探究する必要があります。地球上に存在する多様な文化は、その探究のための一助になるだろう。人間同士の絶え間ない対話により、私たちは一層真理に近づくことができます。重要な難題も努力で乗り越えられます。公共福祉を目指した、自由な意志のによる選択をすることで解決策を見つけなければなりません。すべての人々や芸術、科学、宗教、教育機関、マスメディア、企業、非政府組織、政府などすべてが解決法を提示することを求められています。とくに、政府、市民社会、企業などの連帯は重要です。
世界中の国々は、人類の棲みかである地球を建設するために、その同盟を一新する必要があります。地球規模の新基準である地球憲章は、すべての人々、すべての国々によって採択され、認可され、実行されるべきでです。それにより、環境が保護され、すべての国が尊厳をもって発展できるであろう。
私たちの時代を将来、”新しい存在の仕方を始めた”、”公正で持続可能な開発の方向性を決定付けた”、”公正と平和へ向かう努力をした”、”生きる喜びを祝った”などの言葉で思い出される時代にしようではありませんか。
- 訳:佐々木幸美
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